「明日どっかいこうよ」 って笑顔で君は言う その声に起こされた僕は 不機嫌そうにこう答える 「別にいいけど どこ行くんだよ」って 低い声で言うと 君はもっと可愛い笑顔で 「一緒に行けるならどこでもいい」と言う そうやっていつも君の不思議なわがままに あきれながらも振り回されてる自分にそっとためいき 「朝になるまで話して決めようよ」って うれしそうに見つめる君に 僕はいつまでも 勝てる気がしない 君に起こされ眠れないまま朝がくる 顔を洗い 歯を磨いて 急いで家を出る 午前10時の駅のホームには 君と僕の二人だけ 寒さに震えて電車を待っていると君は 後ろから抱きついて ほっぺにキスをする いつだって君の無邪気な行動と笑顔に 嬉しいくせに嫌がってる自分にそっとためいき 「電車来ちゃったね」って残念そうに言う君の 手を握って歩きだせば 君はいつもの 笑顔にもどる 結局いつもの公園のベンチに座り 目の前で無邪気に遊ぶ子供を見てそっとためいき そんな僕の顔を見て 首をかしげる君は そっと立ち上がって きれいな空を見て言う 「いつまでも消える事なく 見守り続ける空に 比べたらどんなためいきだって恥ずかしいもんだよね」って 予想外の発言を微笑みながら言う君の 柔らかくて真っ白な手を 僕はいつまでも 離しはしないよ [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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