第104回全国高校野球選手権大会神奈川大会(13日、平塚学園4-0麻生、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)四回に先制した平塚学園が、零封リレーで勝った。先発右腕・伊藤要投手(3年)が4回3安打無失点、2番手の左腕・中村翔投手(3年)も4回3安打無失点、さらに九回は右横手投げの小林侑斗投手(3年)が1回無失点に抑えた。
伊藤は「初回からMAXでいって、つなごうと思っていた。きょう勝てて今後につながる」と役割を担い切り、表情を緩めた。
八木崇文監督は「三本の矢? いえ、6本ですよ。(勝ち進むと4回戦で当たる)東海大相模の試合を見て、すげえと思ったが、投手陣が頑張ってくれればとも思った」と投手陣の内容に手応えを感じていた。
登板した3人のほかに、右の篠崎叶多投手(3年)、駒井秀成投手(2年)、それに元ロッテの辻俊哉氏(現国士舘大監督)の息子で左の技巧派・辻快翔投手(3年)と6人の投手陣が3回戦以降を勝ち抜く戦力として挑んでいく。