試合レポート

平塚学園vs横浜氷取沢

2022.04.10

平塚学園、5回コールド勝ち。デビューが遅れた大型左腕が快投

平塚学園vs横浜氷取沢 | 高校野球ドットコム
先発・中村翔(平塚学園)

 春季県大会に登場した平塚学園は10日、氷取沢と対戦し、16対1の5回コールド勝ちを収めた。初回から打線が繋がり、大量点を奪った。

 スラッガータイプの選手がいるわけではないが、ミート力が高い選手が多く、次々と安打性の打球を飛ばすことができていた。

 そしてエースの中村翔投手の投球が光った。185センチ、83キロの大型左腕で、これまでベンチ入りはあまりない投手だったが、コンパクトなテークバックから繰り出す常時120キロ後半〜130キロ前半の速球はキレがあり、スライダーの切れ味もよく、平塚学園といえば、右の好投手が多いイメージだが、大型左腕はあまりいない。将来はプロ野球選手になることを掲げた中村。楽しみな存在だ。

 平塚学園は昨秋、新型コロナウイルス感染者が出た影響で、出場を辞退。今年のチームに入ってから公式球場の公式戦は初めてで、躍動する姿があった。次の相手は東海大相模小寺悠河主将(3年)は「能力が高い選手が多いと思うので、こちらは束になってぶつかっていきたい」と意気込んだ。

 昨年も春季大会3回戦で対決し、接戦を演じた。打撃もだが、守備力が高い選手が多く、エース中村が踏ん張れば、接戦を持ち込む可能性は大いにある。

(取材=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.07

【鹿児島】神村学園は昨秋4強の鶴丸と初戦で対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.07

【山陰】益田東と米子松蔭、鳥取城北が石見智翠館と対戦<春季大会組み合わせ>

2024.05.07

【北海道】函館大有斗、武修館などが初戦を突破<春季全道大会支部予選>

2024.05.07

【熊本】九州学院が文徳を破って22年ぶり3回目の優勝<RKK旗>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>