【心根】 人間は善い人や悪い人、賢い人に愚かな人、情熱的な人や冷静な人など、沢山の人に分類されるものではない。 一人の人間の中に、例えば正直な心が宿っている時間が長い時もあれば、不誠実な心に支配されている時間が長い場合もあるように、沢山の心が顕れては消えていく。 今、戦争をしている人の中にも生まれて初めて残忍な心に染まった人がいるだろうし、良心の呵責に耐えきれず、血の涙を流している人だっている事だろう。 儘ならない、まして心ならず自分の信念に反した仕事を強いられるのは悲しい限りである。世界や社会が複雑になって、表面から推察できない不条理が、胸の奥の美しい心根を痛めつけてはいないか。 怒りが怒りを呼び、心の中が暴風雨に晒されている事もあるだろう。例え一時そうなったとしても、人の心根に宿る善性は必ず復元できると信じたい。 人の絆や家族や社会が分断されないように、忘れがちになる自分の内なる無垢な心根だけは守っていこう。心根を決して腐らせてはならない。 18:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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