![]() 【力よりも心】 力の理論という通り、力を持つことは確かに大切であろう。国にせよ、個人にせよ、物事を成すためには力が必須で、実力が伴ってこそ、国も組織も変革がなされ、幸福も築くことができる。 しかしながら、力を持つことで、国も個人も力に勝る者により劣る者が排除されたり、貶められたりしてしまうことがよくある。力を持つ前に謙虚でいたのに、力を持つと気位が高くなり、大切だったものを邪険に扱い、周囲の心を顧みようとしなくなってしまう。 力の論理が世界や社会をどれだけ害していることだろう。ライバルを蹴落とし、強者が弱者を救わない話ばかり。世の中のいさかいや不和が尽きないのは、力の論理だけで物事を動かそうとするからである。 力の論理よりも、心に訴える道理が行き届いているかが大切なのではないだろうか。あの人ならば信頼できる。あの国の方針こそ世界を平和にするという信用を持つこと。 綺麗事で世の中は動かない。けれども、心が納得して平穏に物事が動く、普通にそんな世の中でありたい。 09:00 コメント(0) [コメントを書く] ![]() ![]() ![]() [編集] ![]() |