【素直に生きる】 逆境ーそれはその人に与えらた尊い試練であり、この逆境にきたえられてきた人は誠に強靭である。古来、偉大なる人は、逆境にもまれながらも、不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。 誠に逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これにとらわれ、逆境でなければ人間が完成しないと思い込むことは、一種の偏見ではなかろうか。 逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、その与えらた境遇に素直に生きることである。謙虚に心を忘れぬことである。 素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときのその人に与えらた一つの運命である。ただその境涯に生きるがよい。 素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。 お互いに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。 01:48 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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