【真剣勝負】 剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀で試合をしている間は、いくら真剣にやっているようでも、まだまだ心にスキがある。打たれても死なないし、血も出ないからである。しかしこれが木刀で試合するとなれば、いささか緊張せざるを得ない。打たれれば気絶もするし、ケガもする。死ぬこともある。まして真剣勝負ともなれば、一閃が直ちに生命にかかわる。勝つこともあれば、また負けることもあるなどと吞気なことをいってられない。勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。真剣になるとはこんな姿をいうのである。 人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。もちろん窮屈になる必要はすこしもない。しかし、長い人生、時には失敗することもあるなどと吞気にかまえていられない。これは失敗した時の慰めの言葉で、はじめからこんな気構えでいいわけがない。真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生は決まる。 誰もが大切な一生である。尊い人生である。今からでも決して遅くはない。お互いに心を新たにして、真剣勝負のつもりで、日々に望みたいものである。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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