【心の鏡】 自分の身なりを正すためには、人はまず鏡の前に立つ。鏡は正直である。ありのままに、そこに、自分の姿を映し出す。自分のネクタイは曲がっていないと、頑固に言い張る人でも、鏡の前に立てば、その曲直は一目瞭然である。だから人は、その誤解を認め、これを直す。 自分自身の身なりは鏡で正せるとしても、心のゆがみまでも映し出しはしない。だから、人はとかく、自分の考えや振る舞いの誤りが自覚しにくい。心の鏡がないのだから、無理もないといえばそれまでだが、けれど求める心、謙虚な心さえあれば、心の鏡は随所にある。 自分の周囲にあるもの。いる人。これすべて、我が心の反映である。我が心の鏡である。すべてのものが我が心を映し出し、すべての人が、我が心とつながっているのである。 そう考えると、世の中は、恐ろしいことだらけになってしまうので、もう少し、周囲の人の声に耳を傾けよう。この謙虚な心。素直な心があれば、人もみな我が心の鏡として、自分の考え、自分の振る舞いの正邪が、そこにありのままに映し出されてくるであろう。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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