【雨が降れば】 雨が降れば傘をさす。傘がなければ濡れるしか仕方がなかろう。 雨の日に傘がないのは、天気のときに油断して、その用意をしなかったからだ。雨に濡れて、喜ぶ馬鹿者はいない。雨に濡れて、はじめて傘の必要を知る。そして次の雨には濡れないように考える。雨が降れば、何をおいても傘をさすのがよかろう。 わかりきったことながら、世の中には、そして、人生には、晴れの日もあれば雨の日もある。好調の時もあれば、不調の時もある。にもかかわらず、晴れの日が少し続くと、つい雨の日を忘れがちになる。好調の波が続くと、つい油断をする。これも、人間の一つの姿であろう。 このことをいましめて昔の人は「治にいて乱を忘れず」と説いた。仕事にしても、何をしてもそうだが、この道理はやはり一つの真理である。 雨が降れば傘をさそう。傘がなければ、一度は濡れるのも仕方がないことだろう。ただ、雨があがるのを待って、二度と再び雨に濡れぬと傘を用意するのを心がけたい。雨の傘、仕事の傘、人生の傘、いずれにしても傘は大事なものである。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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