【なぜ】 子供の心は素直である。だからわからぬことがあればすぐに問う。”なぜ、なぜ”と。 子供は一生懸命である。熱心である。だから与えられた答えを、自分でも懸命に考える。考えて納得がゆかなければ、どこまでも問いかえす。”なぜ、なぜ”と。 子供心には私心がない。とらわれがない。好いものは好いと言うし、悪いものは悪いと言う。だから思わぬ物事の本質をつくことがしばしばある。子供はこうして成長する。”なぜ”と問うて、それを教えられて、その教えを素直に自分で考えて、さらに”なぜ”と問いかえして、そして日一日と成長してゆくのである。 大人もまた同じである。日に新たであるためには、いつも”なぜ”と問わねばならぬ。そしてその答えを、自分でも考え、また他人にも教えを求める。素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば”なぜ”と問うタネは随所にある。それを見失って、今日は昨日の如く、明日も今日の如く、十年一日の如き形式に堕したとき、その人の進歩は止まる。社会の進歩も止まる。 繁栄は”なぜ”と問うところから生まれてくるのである。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |