【転んでも】 「七転び八起き」という諺がある。何度失敗しても、これに屈せず振るい立つ姿をいったものである。 人生は長い。世の中は広い。だから失敗もする。悲観もする。そんなとき、この諺はありがたい。 だが、七度転んでも八度目に起きればよい、などと吞気に考えるならば、これはいささか愚である。 一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気がつく人間になりたい。 そのためには「転んでもただ起きぬ」心構えが大切。この諺は、意地きたないことの代名詞のように使われているが、先哲諸聖の中で、転んでそこに悟りをひらいた人は数多くいる。 転んでもただ起きなかったのである。意地きたないのではない。真剣だったのである。 失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れた方がいい。真剣ならば、たとえ失敗しても、ただは起きぬだけの充分な心構えでくるだろう。 お互いに「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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