【断を下す】 一筋の道を一筋に、ひたすら歩むということは、これもまたなかなか容易ではないけれど、東と西に道がわかれて、我々にわかれた道を探り歩むということは、これも容易ではない。 どうしようか、どちらに進もうか、あれこれと惑い、思い悩んでも、途惑い悩むだけでは、ただ立ちすくむだけ。 自分ひとりなら、長い道程、時に立ちすくむこともよかろうが、たくさんの人が後に続いて、たくさんの人がその道に行き悩んでいるとしたら、わかれた道を前にして、容易ではないとグチばかりこぼしてもいられまい。 進むのもよし、止まるのもよし。要はまず断を下すことである。自ら断を下すことである。それが最善の道であるかどうかは、神ならぬ身、はかり知れないものがあるにしても、断を下さないことが、自他共に好ましくないことだけは明らかである。 人生を歩む上において、企業の経営の上において、そしてまた多くは国家運営の上において、それぞれに今一度、断を下すことの尊さを省みてみたい。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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