柳原鉄太郎のブログ
2014年10月09日(木)
【カンを働かす】
剣を持って相向かう。緊張した一瞬、白刃がキラめいて、打ち込む、はねる、とびすさる。目にもとまらぬ早わざである。

そこには理屈はない。相手の刃が右手から来た、だからこれを右にはねかえそう、などと一つ一つ考えて打ち合っているのではない。目に見えぬ気配から、身体全体にひらめく一瞬のカンで、トッサの動きがきまってゆく。しかもそれは、理屈で考えた以上の正確さ、適確さを持っているのである。

カンというと、一般的には何となく非科学的で、曖昧なもののように思われるけれども、修練に修練を積み重ねたところから生まれるカンというものは、科学でも及ばぬほどの正確性、適確性を持っているのである。そこに人間の修練の尊さがある。

世に言われる科学的な発明発見の多くのものは、科学者の長年の修練によるすぐれたカンに基づいて、そのカンを原理づけ、実用化するところから生み出されている。つまり、科学とカンとは、本来決して相反しないのである。

要は修練である。練磨である。カンを働かすことを、よしとする。だから、自分を大事に。更に修練を積み重ねたい。

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