【時を待つ心】 何事をなすにも時というものがある。時…。それは人智を超えた、目に見えない大自然の力である。いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。いかに焦ろうと、時期が来なければ事は成就せぬ。冬が来れば春はま近い。桜は静かにその春を待つ。それはまさに、大自然の恵みを心から信じきった姿といえよう。 悪い時がすぎれば、良い時は必ず来る。押し並べて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。焦らず、慌てず、静かに時の来るのを待つ。時を待つ心は、春を待つ桜といえよう。だが何もせずに待つことは僥倖を待つに等しい。静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。蓄えられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。 時を得ぬ人は、静かに待つが良い。大自然の恵みを心から信じ、時の来るのを信じて、着々と我が力を蓄えるがよい。着々と我が力を蓄える人には、時は必ず来る。時期は必ず来る。 待てと言われれば、なお焦るのが人情である。だが、自然の理は、わがままな人情には流されない。冷たいのではない。静かに時を待つ人には、暖かい光を注ぐのである。お互いに時を待つ心を養いたいものである。 02:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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