【旗を見る】 射場に行って射撃の練習をすると、遠い標的の下に監視の人がいて、発射のたびに旗を振ってくれる。その旗の振りぐあいで、狙いが的を射たか、はずれたか、また右にそれたか左にずれたかが、一目でわかり、次の狙いを修正する。 こんなことを繰り返して、次第に上達するわけで、もしこの旗を見なかったら、たとえ百万発の射撃をしたところで、それはいわば闇夜の盲射ちにも等しくて、狙いの効果もわからず、何の上達もないであろう。 考えてみれば、お互いの毎日の働きについても、実はこんな旗がたくさん振られているのである。その中には、たとえば数字という形で、目に見えてくるものもある。しかし、目に見えない旗の方がはるかに多いであろう。 その見えない旗を見きわめて、毎日の成果を慎重に検討してゆくところに、仕事の真の成長があり、毎日の尊い累積がある。 お互いに忙しい日々ではあるけれど、目に見える旗はもちろんのこと、目に見えない旗をも、よく見きわるだけの心がけを、常に厳しく養っておきたいものである。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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