【何でもないこと】 何事においても反省検討の必要なことは、今更いうまでもないが、商売においては、特にこれが大事である。 焼芋屋のような簡単な商売でも、一日の商いが終われば、いくらの売上げがあったのか、やっぱりキチンと計算し、売れれば売れたでその成果を、売れなければなぜ売れないかを、いろいろと検討してみる。そして、仕入れを吟味し、焼き方を工夫し、サービスの欠陥を反省して、明日への新しい意欲を盛り上げる。これが焼芋屋繁盛の秘訣というものであろう。 まして、たくさんの商品を扱い、たくさんのお客に接する商売においては、こうした一日のケジメを疎かにし、焼芋屋ででも行われるような毎日の反省と検討を怠って、どうして今日より明日への発展向上が望まれよう。 何でもないことだが、この何でもないことが何でもなくやれるには、やはりかなりの修練が要るのである。 平凡が非凡に通ずるというのも、この何でもないと思われることを、何でもなく平凡に積み重ねてゆくところから、生まれてくるのではなかろうか。 09:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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