【追求する】 月に向けてロケットを発射する。轟音とともにたちまち天空高く飛び立って、もはや人間の目にはとどかない。しかし追跡装置が完備して、どこまでもこれを追う。何千キロ何万キロ、月の表面に至るまで、刻々にこれを追う。追求する。 だからこそ、ロケット発射の意義がある。成果がある。追求しなければ何の意味もなし。打ちっ放し、消えっ放しでは、浪費以外の何のものでもない。 人間社会の人間同士の間でもこれと同じこと。人が人に事を命じる。指示する。頼む。しかし、命じっ放し、指示しっ放し、頼みっ放しでは、何の意味もない。何の成果もあがらない。 命じたからには、これを追求しなければならぬ。どこまでもトコトン追求しなければならぬ。それが命じた者の責任ある態度というものであろう。 追求される方も容易でないが、追求する方も本当は大変である。ロケットを追跡する以外の配慮がいる。根気がいる。しかし、ともすれば曖昧に過ごしがちな日々、追求する方もされる方も、お互いにこれほどの覚悟を持ちたい。勇気を持ちたい。 09:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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