【自得する】 獅子は我が子をわざと谷底に突き落とす。はげしい気迫である。厳しい仕打ちである。だがその厳しさの中で、幼い獅子は決してへこたれない。 必死である。真剣である。そして、幾度か転び落ちながらも、一歩一歩谷底から這い上がる。這い上がる中で、はじめて自立を会得する。他に依存せず、自らの力で歩むことの大事さを、自らの身体で悟る。つまり自得するのである。そこから獅子本来のたくましさが芽生えてくる。 自得するには、厳しさがいる。勇気がいる。時には泣き出したいような、途方に暮れるようなこともあろう。泣くもよし。嘆くもよし。しかし次の瞬間には、新たな勇気が生み出さねばならない。 厳しさこそ、自得への第一歩ではないか。たくましい自立への道を、自ら悟る貴重な道しるべではないか。勇気を出そう。元気を出そう。 激動する世界の中で、日本の国も容易でない。だから、お互い一人ひとりも、決して容易でない。 自得への厳しい日々を覚悟したいもんである。 05:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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