【身につまされる】 一つのことを聞いて、一つのことを見ても、我が身につまされる思いがあったなら、その見たり聞いたりしたことが、そくそくと我が身にせまってきて、いろいろさまざまな感慨が生み出されてくる。 身につまされてもらい泣きというけれど、つまりは人の世の喜びも悲しみも、その味わいも、身につまされた思いのなかで、無限に深まりゆくのである。 ただ事のなかれの日々をすごして、生命をかけて打ち込むほどの思いも体験もなく、従って何を見ても聞いても身につまされず。何もかもが他人事で、何もかもわれ関せず鳶。 それも一つの生き方ではあろうけれど、見方によっては誠に味わいうすき人生とも言えるであろう。 人間にとって、人生を歩む上において、身につまされるということは、やはり大事である。 そしてこれは何も個人の身上のことだけではない。身につまされる思いで、お互いのまわりを、もう一度よく見まわしたい。お互いのこの国日本のことも、我が身につまされる思いで、もう一度よくよく考えてみたい。反省してみたい。 01:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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