【完全無欠】 完全無欠ということは、これ以上望めないほどに好ましいことではあるけれど、この完全無欠な状態を、お互い人間に求めることは、まずは不可欠である。 人間個々はそんなに完全には作られていない。だから、その考えること、どこか欠けるところがあったとしても、一応はやむを得ないことと素直に理解し合わぬばなるまい。 この素直な理解があれば、自ずから謙虚な気持ちも生まれてくるし、人を許す心も生まれてくる。 そして、互いに足らざるを補い合うという協力の姿も生まれてくるであろう。 人はとかく、己れの考え、成す事を完全無欠と錯覚し、自らをひとり高しとして、他にもその完全無欠を求めんとしがちである。しかし、そこに生まれるのは、いたずらな対立と、いさかいと、そして破綻だけであろう。 完全無欠でないからこそ、調和が必要なのである。 この道理の中に、繁栄への一つの道がひそんでいるのではあるまいか。 08:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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