【天与の妙味】 砂糖は甘く、塩は辛い。全くの正反対。だから、甘くするためには砂糖さえあればよいので、塩は不用のように思えるけれど、その正反対の塩をすこし入れることによって、砂糖の甘さは更に深みを増す。正反対の調和から生まれた新しい味である。天与の妙味である。 我に対立するものは、すべて排したい。押しのけたい。我さえあればよいと願う。これは一つの人情でもある。そして、排しても排し切れず、押しのけても押しのけ切れないままに、心を痛め、悩みを深める。本来、俳せるものでなく、排すべきでないものを排しようとしているからである。 対立大いに結構。正反対大いに結構。これも一つの自然の理ではないか。対立あればこその我であり、正反対あればこその深味である。妙味である。 だから、排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、これといかに調和するかに、心を労したい。 そこに、更に新しい天与の妙味が生まれてくる。日々に新たな道がひらけてくる。 06:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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