【初心】 幼き日、まだ西も東もわからぬ頃、優しい母から時に厳しく、厳しい父からは時に優しく、箸の持ち方から靴のはき方まで、手に手を取って教えてもらった。時に喧嘩をしながらも仲間から教えてもらったこともある。いろいろなことを教えられ、それを素直に聞きつつ、また自分でも考え、そして次第に成長していった。 人間の子は、ありがたいことに、人間から教えられて、生まれ育てられ、たくさんの人々の教えや導きを受けつつ、人間として成長してきたのである。 それがいつのまにか、他人の言を疎かにするようになる。我成長せりと思うからだろうけれど、どんな人でも反抗期もある。しかし、他人の言うことに耳を傾ける心を失ったら、それはもはや自分を失うことでもある。 ”初心に帰る”とは、あの幼き日、人に教えられ人に導かれていたあの頃の、あの素直な心を取り戻すことではあるまいか。 03:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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