【徹底的に】 起こってはならないことが、次々と起こってくる。起こってほしくないことが、次から次に起こってくる。去年もそうであったし、今年もまた同じこと。誰が起こしているのか。馬でもなければ牛でもない。馬や牛はただ人間からなされるまま。人間を困らせるようなことは何もない。困ることを起こしているのは、やっぱり人間自身である。 夏衣で寒風に立てば、まず普通の人はカゼを引く。カゼを引きたくなければ、それ相応の衣服をまとえばよい。風に罪はない。不用意な人間自身に因があるのである。 因があるから果があるので、不用意、不心得の因があれば、起こってはならないことも起こってくる。つまり、起こるべくして起こったわけで、よく考えてみれば何の不思議もない。だから、何事も起こってはならないことを起こしたくなければ、お互い人間の、不用意、不心得を徹底的に反省しなければならない。 ともすれば徹底を欠きがちな昨今、とくに不用意な人間の心のあり方そのものを、まず自ら徹底的に考え直してみたい。反省し直してみたい。自分のためにも社会のためにも。 06:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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