【袖ふれ合うも】 ”袖ふれ合うも他生の縁”たまたますれ違ったあの人もこの人も、全く無縁の他人ではない。どなたさまもみんな自分と目に見えぬつながりをもった大事な人ばかりで、だから頭を下げ、笑顔をかわし、心暖まる気持ちで接したい。そんな教えのこの言葉。りくつではない。無数の先人の貴重な体験の数々が、そこにしみじみとにじみ出ている。 袖ふれ合うも――そのしみじみとした思いは必ず相手にしみとおり、またそれが我が身にも返ってきて、互いに気持ちが通い合う。見ず知らずの他人と思えばこそ、ついトゲトゲしくもなり、肩をいからすことにもなってくる。 通りすがりの人にだけではない。同じ町、同じ国の人にだけではない。その豊かな思いの波紋を次々とひろげてゆけば、言葉を越え、思想を越え、国境を越えて、世界のはての人々にまで、かぎりもなく及んでゆくであろう。 袖ふれ合うも――お互いにこんな思いで素直に心を通い合わせたい。 袖ふれ合うにも、いまだ袖ふれ合わざる人にも。 09:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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