【愚直の人】 あまりにも正直すぎて、おろかなほどまでにまでひたすらで、だから機転もきかないし融通もきかない。世俗の人から見れば、どうにももてあますような人。 そんな人はいつの時代にもいるもので、これも人間性の一面であるのかも知れない。 しかし、正直すぎるのはいけないことなのか。ひたすらなのはいけないのか。機転がきかなくて融通がきかないのはいけないことなのか。 よく考えてみれば、どれ一つとして非難すべきことはない。むしろ、りくつばかりまくし立てて、いわゆる賢い人ばかりが多くなったきょうこのごろ、こんな愚直の人は珠玉のような人であるとも言えよう。 古来、祖師と言われるような人は、ほんとうは愚直の人であったかも知れない。だから、世俗には恵まれなかったとしても、そのひたすらな真実は、今日に至るもなお多くの人の胸を打つのであろう。 愚直もまたよし。この波らんの時にこそ、自分に真実な道を、正直にひたすらに、そして素直に歩んでみたい。 08:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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