【感謝する】 舌のまわらぬことでも、物をもらえば礼を言う。人の世にそむく人でも、心にふれる親切には思わず手を合わす。 理屈でも何でもない。感謝するということは、人としてごく自然な姿。その言葉や形は学ぶにしても、ありがたく思う心の働きは、人それぞれにすでに与えられているのである。 感謝とか謝恩とかいうと、何となく窮屈なものと思いがちなきょうこのごろ。しかし日々かわす”ありがとう””おかげさま”のひとことが、どれほど人の心を豊かにし、暮らしにうるおいと喜びをもたらしていることか。 窮屈に考える必要はない。感謝の気持ちをあるがままに素直にあらわえばよいのである。 大事なことは、野の鳥や獣ではないが、人間なればこそこれができるということである。つまり感謝できるということは、本当は人として大きな天与の特権であるとも言えよう。 その特権をお互いにもっと大事にしたい。そして身に受けた喜びを素直に謝しつつ、みずからもまた喜びを他に与える働きを重ねてゆきたいものである。 03:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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