【格の上げ下げ】 相撲の世界はずいぶんきびしい。場所ともなれば、勝てば白星負ければ黒星、一日一日勝負がついて、一場所ごとに格が上がる、そして下がる。 だから、瞬時できまる勝負のために、毎日朝早くから、血のにじみ出るようなけいこが続けられている。 芸能人の場合はそれほどでないにしても、それでも人気の消長は苛酷なまでにきびしい。それが半年、一年と、多少の時日があったとしても、相撲と同じく格が下がる。そして上がる。だから芸能人の芸を磨く努力は、痛ましいほどの真剣さである。 あれもこれもきびしく苛酷だが、それもつまりは、世間というものが、十の力は十、五の力は五、実力を実力通りに評価するからである。十の力を十一だと押しつけてみても、しょせんそれは通用しない。 お互いの仕事についても、格の上げ下げはある。長い時日の間に、気のつかないうちに、格が上がる、そして下がる。 きびしい世間の評価の前に、お互いに謙虚に油断なく仕事を進めたい。力を養いたい。 10:36 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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