【素人と玄人】 モチはモチというけれど、どんな小さな仕事でも、素人はしょせん素人で、いかにそのわざが巧みでも、いわゆる玄人にはとてもかなわない。 素人の仕事は、いわゆる器用さである場合が多いけれど、玄人のそれは一つの立派な職業である。その仕事によって、日々の糧を得ているのである。それで暮らしが立っているのである。ごまかしは一切きかない。そこに器用を越えたきびしさがある。のっぴきならない真剣さがある。 グズグズしていてはいられない。グズグズしていれば一日の糧を失う。だから決定が早い。仕事が早い。能率がよくて正確である。 早くて正確で能率がよいというのは、もちろん永年の修練の賜物ではあろうが、職業としての思いがやっぱり違うのである。そこに尊さがある。 もっともお互いに、職業としてそれぞれの仕事を選びながら、思いもわざも、まだ玄人というところまでいっていない点があるのではないか。まだ素人の器用さにも及ばない仕事ぶりしかしていないのではないか。今一度、反省してみたいものである。 05:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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