柳原鉄太郎のブログ
2015年07月01日(水)
【夏】
夏は夏であってほしい。めくるめくような太陽の下で、ぬぐえどもぬぐえども汗が流れおちて、裸になってもまだ暑くて、どうにもこうにもしようがなくて、ただ水をのみ、ただ耐える。それでも夏は夏であってほしい。その夏があればこそ、稔りの秋もやってくる。

人間には耐え切れない夏であっても、自然はその夏に耐えて、大地にしっかり根をはり、暑さのなかからエネルギーを吸収しつつ、稔りの力を蓄える。夏が夏でなくなったら、秋も秋でなくなって、稔りの喜びは得られない。夏は夏であってほしいのである。暑い夏であってほしいのである。

人の歩みも山坂。汗をふきあえぎのぼる。苦しくても、どうしようもなくても、この山坂だけはやっぱりのぼらねばならぬ。そのなかから、人生の稔りの力が蓄えられてくる。それはエネルギーの消耗のようにも見えるが、本当はその間に、偉大なエネルギーが蓄えられてくるのである。

涼しい山坂も結構だが、やっぱり山坂には汗がほしいような気もする。時に耐え切れないような山坂があってもいいような気もする。夏が夏であってほしいように。

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