【事あるたびに】 ”生老病死”をはじめとして、人の世には思いのままにならぬことがあまりにも多くて、だからお釈迦様は城を出て瞑想苦行、ついに生を超え、老いを超え、病にも、死にも捉われぬ志向の境地に達せられたそうだが、そこまでの悟りに至れば、すべての苦は去り、起こり来る事象ことごとくこれ是なり、すべてが生成発展への道程と観ずることができるようになるのであろう。 この世では、お互いに、思いのままにならぬこの世を嘆き、時にはいささかの瞑想、いささかの鍛錬をも試みているのだが、とてもお釈迦様のような境地にはなり切れない。だから嘆きの種はつきないのである。 けれども、いろいろな事があって、良くないと思うこともいろいろあるけれど、一見良くないと思うことも、それはいつかは必ず良き事に結びつき、時至れば一転して発展への道に結びついていくのだという思いに立つことは、これはお互いにとってそれほどの難行ではなかろう。すなわち、事あるたびにすべてが良くなるという思いを、素直に何度もかみしめて、たゆまぬ歩みを続けることである。これはまた自然の理に則する道でもあろうか。 03:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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