柳原鉄太郎のブログ
2015年11月02日(月)
【国医】
医者の診断に、問診というものがある。患者の訴えをまず聞くのである。聞いて気がつくことをまた問うのである。

その問い返しと受け答えの中から、どこが悪いのかの診断をつけていく。経験豊富な医者は、この聞くことだけで、診断と処置を誤らないという。

聞くというのは、何も言葉を聞くだけではない、その言葉のやり取りの中で、声音やら顔色やら所作を見ていく。そして患者が何を訴えたいのかを見極めていく。つまり、聞いて、見て、そして察知するのである。

これはなにも医者だけに限らない。よく聞いて、よく見て、そして察知することの大事さは、すべてのことに通じる。

世情混迷の今日この頃、国情はまさに病体である。その病体の診断を誤らぬためにも、特に国医とも言うべき政治家にこの問診の大事さが求められるのだが、それにしても聞いて聞かず、見て見ず、まして察知することからほど遠い現状は、国の行方が案じられるばかりである。自ら問い、自ら診断する他ないのであろうか。

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