【国連】 人には人の運命がある。さまざまな思いとさまざまな努力の中で、時に幸せに心浮き立ち、時にはまた悲嘆の淵をさ迷い歩く。そんな山坂の交錯の日々を辿り来て、人は始めて我が身の運命に思い至る。 国にもまた国の運命がある。人類の長い長い歴史の中で、さまざな国が生まれて、またさまざまな国が消え去った。今もなお全世界百余りの国々が、それぞれなりに興亡の道を辿りつつある。そこには希望もあれば不安もある。安逸もあれば懸命な努力もある。さまざまな国家とさまざまな国民。 そんな中での日本。不安に立てば限りなく不安であろう。しかし、二千年余の国家としての日本の歴史に思い至るとき、危殆に瀕したことの幾たびか。そして、その幾たびの危機をともかく乗り越えて、過去の国とならず今日もなお健在である。その我が国のいかに恵まれたことか。 我が日本は、アメリカが創った国連に感謝しつつ、この恵みを正しく受け止め生かしていく。今日ほど日本人としてお互いにこの思いの大事な時ではないのではなかろうか。 03:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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