【自己反省】 景気が良くて、皆が順調なときに、自分ひとりが不調だったら、これは自分のやり方、考え方に、どこか悪いところがあるのだろうと、まず自らを省みる。 ところが、世間の景気が悪くて、おしなべて皆が不調なときには、ともすれば眼が外に向いて、自身の反省を怠りがちである。こう不景気では、こう世間の情勢が悪くては、というわけで、責任を世間に転して、自分の不調を安易に片付けてしまう。つまり自分は悪くはないのである。 人間というものは誠に勝手なもので、自分で自分をよほど注意していないと、とかく責任を他に転して、安易に納得してしまう。 我に罪なしすべて世間にあり――時にそういう場合もあろうけれど、そんなときでも、世間の罪に捕らわれず、我に一切の罪あり世間になし、というぐらいの心構えで、どこまでも深く自己反省をしてみたい。 行き詰まりは、自らを省みる心が失われた時に顕れるのである。 06:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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