柳原鉄太郎のブログ
2015年12月07日(月)
【脚下照顧】
禅寺に行くと、その玄関に「脚下照顧」と書いたことがある。脚下を見よ、履物をキチンと揃えよ、という意味であろうが、見る人が見れば、履物の脱ぎ方によって、その人の人柄や心がけが分かるものらしい。

ある剣の達人は、人の履物の減り具合で、その人物を見抜いたという。いかに腕が立っても、その人の履物が歪んだ減り方をしていたならば、これは心が定まっていない証拠で、その人の剣は、これを邪剣とした。すなわち正しい剣は、脚下照顧から生まれるものである。

世の中が不況になると、人々は何となく不安になる。暗くなる。焦り出す。そして、アテもなしにむやみと腕を振り回したくなってくる。そこで無益な競争が始まって、皆が疲れてしまう。これは正に邪剣である。

名剣は人を生かし、邪剣は人も我も傷つける。

脚下照顧、まず脚下を整えよ。

この際、家をキチンとし、周囲を整え、姿を正し、心を定めて、お互いの繁栄のために、我、何を為すべきかを、静かに考えてみたいものである。

07:00
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