【ペダルを踏む】 自転車は人力と機械の調和あっての乗り物である。それゆえ、乗れるまでには修練が必要。何度も横倒しになっても、ペダルを踏み続けた人だけが走る体感を得る。その喜びは誰でも記憶に残っていよう。 そうした試練の後の乗り心地もまた、平地を走る爽快さから、坂道を上る苦しさまで、人生そのものだ。 細いタイヤのたった二点で地面に接するために、ゆっくり走れば不安定に、早く走れば安定する。その感覚を認知すると、もはやわざと倒れようと思っても倒れられない。かくして私たちは行きたい道を、思うまま向かっていける。 改めて私たちは、自転車に乗ることで、人生最初の学びの体験と、必ず一人で走ってゆける自信をもらったとは言えないだろうか。 春を迎え、新たな旅立ちの時がやって来た。目の前の坂がどれだけ急かは知れないが、自分が行くべき道ならば、よろけることなく進みたい。そのために、体重を乗せて一にも二にも、しっかりペダルを踏み続けよう。そのひたむきさが自分を確かな成長に導いてくれると信じつつ。 03:00 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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